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スズキとソラコム、モビリティ分野のIoT活用に向け合意 協業の検討を開始:製造業IoT
スズキは、モビリティサービス分野でのIoT先進技術活用に向け、ソラコムと合意書を締結した。今後、グローバル市場におけるモビリティサービスに対するIoT先進技術の活用などについて、協業の可能性を検討する。
スズキは2024年2月20日、モビリティサービス分野におけるIoT(モノのインターネット)先進技術の活用に向け、ソラコムとの協業を検討すると発表した。両社は同技術を通じて、生活のインフラとなるモビリティサービス実現を目指す。
オートモーティブ分野では、電動化や自動化、コネクテッドカー、テレマティクス関連技術の社会実装が進んでいる。モビリティ製品については、最新の通信技術を活用し、さまざまなサービスが創出できるようになった。
両社は今回、IoT先進技術の活用に関する合意書を締結した。これにより、グローバル市場におけるEV(電気自動車)などのモビリティサービス、電動モビリティベースユニットなどの新製品、また、カーボンニュートラルを支援する取り組みに対する同技術の活用について、協業の可能性を検討する。
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