BLEビーコンを活用した所在管理システム対応のIoTゲートウェイ発表:組み込み開発ニュース
ぷらっとホームは、BLE通信に特化したIoTゲートウェイ「OpenBlocks IoT DX1」を発表した。同社の「OpenBlocks IoT BXO」の後継機で、「NXP i.MX 8M Plus QuadLite」を搭載し、1.2GHzの動作速度と低消費電力を両立した。
ぷらっとホームは2024年2月14日、BLE(Bluetooth Low Energy)通信に特化したIoT(モノのインターネット)ゲートウェイ「OpenBlocks(オープンブロックス) IoT DX1」を発表した。価格はオープンで、同年3月から出荷を開始する。
OpenBlocks IoT DX1は、同社の「OpenBlocks IoT BXO」の後継機で、BLEビーコンを活用した所在管理システムに対応する。MPUは「NXP i.MX 8M Plus QuadLite」を搭載し、1.2GHzの動作速度と低消費電力を両立した。
Ethernetケーブルで受給電可能なPoEに対応し、配線や電源供給に制約がある場所でも使用できる。ファンを含む可動部分をなくしたハードウェア構造を採用し、堅牢性を示すMTBF(平均故障間隔)値は従来製品と同じ122万時間となる。
IoTゲートウェイソフトウェア「FW5」を搭載するほか、MQTTやRESTなどのプロトコルをサポートする。100種類以上のIoTセンサーやデバイス、主要クラウドサービスともノーコードで接続が可能だ。FTPサーバ機能を備え、CSVファイルなどを自動的に送受信できる。
Debian GNU/Linux 11を搭載しており、リモートマネジメントサービス「AirManage2」の1年間利用権が付属する。設定情報を事前に用意し、設置場所でインターネット接続すれば、自動的に設定をダウンロードすることも可能だ。
サイズは124.3×67.3×22.5mmで、重量は118g。8GBのeMMCを内蔵するほか、USB2.0などの有線インタフェースとWi-Fiなどの無線インタフェースに対応している。
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