ニュース
胸骨圧迫をサポートする自動心臓マッサージ装置を発売:医療機器ニュース
日本光電は、胸骨圧迫をサポートする自動心臓マッサージ装置「RMUシリーズ cardiolife ARM」を発売した。救命現場において、用手胸骨圧迫に替わり自動で胸骨圧迫する。
日本光電は2024年1月24日、胸骨圧迫をサポートする自動心臓マッサージ装置「RMUシリーズ cardiolife ARM(商品コード:RMU-N2000)」を発売した。救命現場において、用手胸骨圧迫に替わり自動で胸骨圧迫する。
cardiolife ARMは、日本光電の子会社で、米国の救命救急医療機器メーカーであるDefibtechが開発、生産している。今回、日本で医療機器の承認を取得し、発売となった。
直感的なユーザーインタフェースにより、電源投入後、ピストンの高さ調節とモード選択の2ステップで使用できる。圧迫の深さは38〜60±2mmで、フレームを一体構造として圧迫に伴うゆがみを低減した。位置調節と着脱を容易にするため、ロック機構が付いたバックプレートを採用している。
フル充電時で60分間、継続して使用できる。AC電源に接続しながらの使用にも対応する。組み立て時のサイズは508×635×229mm、バッテリーを含む質量は7.5kg。基本セットの価格は275万円(税込)となる。消防機関や医療機関の救命救急センターなどに対し、今後3年間で200台以上の販売を見込む。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 眼内内視鏡および眼内照明保持ロボットの臨床使用に成功
九州大学病院は、眼内内視鏡および眼内照明を保持する手術支援ロボット「OQrimo」の臨床使用に成功した。 - 1人暮らしの男子大学生は飲酒頻度が高くなることが明らかに
大阪大学は、大学生を対象とした追跡調査により、1人暮らしや寮生活をしている男子大学生は、家族と暮らしている男子大学生と比べて、週4回以上の高頻度の飲酒習慣になるリスクが高いことを明らかにした。 - JDIがスマートリングによるセルフケアサービス発表、独自開発のOPDセンサー搭載
ジャパンディスプレイ(JDI)は、フレキシブル基板上に形成したOPD(有機光検出器)センサーを搭載するスマートリングを用いた企業/団体向けの健康見守りサービス「Virgo(ヴァーゴ)」を発表した。 - ミリ波センサーでバリアフリートイレを見守る技術の実証実験を開始
TOTOと富士通は、ミリ波センサーを用いて、カメラを使わずに公共のバリアフリートイレ内を見守る技術の実証実験を開始した。検証後、同技術の改善を進め、プライバシーに配慮した見守り技術をサービス化する。 - 3D計測用スーツを用いて、高精度かつ短時間でリンパ浮腫四肢を測定
ZOZOとがん研究会 有明病院は、3D計測用ボディースーツ「ZOZOSUIT」とスマートフォンアプリを用いた四肢周径測定法について、リンパ浮腫の評価システムとして有用である可能性が示されたと発表した。 - 安全性が高く、高効率なアレルギー治療用経口ナノ粒子製剤を開発
慶應義塾大学と九州大学は、アレルギー治療に用いることが可能な、安全性および治療効率の高い経口ナノ粒子製剤の開発に成功した。これまで適用が難しかった、重症患者や乳幼児も適用できる可能性がある。