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最大200×100mのエリアの人の動きを見える化する位置、動作分析ツール:FAニュース
イーアールアイは、最大200×100mをカバーする位置、動作分析ツール「InQrossカイゼンメーカーWIDE」を発売した。ゲートウェイとアクセスポイントが広範囲をカバーし、Wi-Fiネットワーク不要で容易に導入できる。
イーアールアイは2024年1月25日、最大200×100mをカバーする製造業向けの位置、動作分析ツール「InQrossカイゼンメーカーWIDE」を発表した。従来の使いやすさと導入のしやすさを維持しながら、対応フィールドの広さを約8倍に広げている。
人の動きを見える化する同ツールは、ゲートウェイとアクセスポイントを設けることで、最大200×100mの広さをカバーする。5GHz帯Wi-Fiのネットワーク通信を利用しており、面倒なWi-Fiネットワークの設定は不要で現場に容易に導入できる。
基本セットの構成は、ヒトタグ(移動局)×10、ロケタグ(固定局)×30、スキャナー(受信機)×2、ゲートウェイ×2、アクセスポイント×2、カイゼンメーカーアプリ(CD-ROM)となっている。
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