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車載ソフトウェア開発向けバーチャルコックピットを発表車載ソフトウェア

BlackBerryは、Stellantisと共同で、車載ソフトウェア開発向けのバーチャルコックピットを発表した。Stellantisが構築するバーチャルコックピットプラットフォームで、BlackBerryの「QNX Hypervisor in the Cloud」を使用する。

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 BlackBerry(ブラックベリー)は2024年1月10日、Stellantisと共同で、車載ソフトウェア開発向けのバーチャルコックピットを発表した。

 自動車メーカーのStellantisは、Amazon Web Services(AWS)の「Virtual Engineering Workbench(VEW)」の主要コンポーネントとして、バーチャルコックピットプラットフォームの構築を進めている。同プラットフォームは、BlackBerryの組み込み向けプラットフォーム「QNX Hypervisor in the Cloud(QNX Hypervisor)」を使用しており、Stellantisの開発サイクルを最大100倍に加速し、ユーザーへの車載インフォテインメント技術の提供を早めることができる。

 Stellantisでは、自動車の制御装置やシステムの仮想バージョンを作成可能になった。これにより、主要ソフトウェアを変更せずに、最短24時間で実際の自動車と同様の動作させることができる。

 また、Stellantisは、仮想コックピットハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)シミュレーションをクラウド環境に組み込める。仮想化ツールも充実しており、クラウドで実行するQNX Hypervisorベースのシステムと実際のハードウェアで実行する場合の差異はほぼないとしている。

 QNX Hypervisorは、既にAWS Marketplaceで早期アクセス版の提供を開始している。なお、一般提供は2024年後半の発表を予定している。

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