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車載向けRTOSにクラウド対応版、クラウド上で組み込みシステムの開発が可能に車載ソフトウェア

BlackBerryは、リアルタイムOS「QNX Neutrino」と「QNX OS for Safety」のクラウド対応版をAWS Marketplaceで提供する。製品ライフサイクル全体における効率化と開発、検証期間の短縮、コスト削減につながるという。

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 BlackBerryは2023年1月10日、「QNX Accelerate」イニシアチブを発表した。同社のリアルタイムOS「QNX Neutrino」と安全認証を取得済みのOS「QNX OS for Safety」のクラウド対応版をAWS Marketplaceで提供開始する。

 クラウド対応のQNX NeutrinoとQNX OS for Safetyを導入することで、組み込みシステム開発がクラウド環境で実行可能になり、製品ライフサイクル全体における効率化と、開発および検証期間の短縮、コスト削減が可能となる。また、大規模なシミュレーションや検証のためにサードパーティーツールを採用する顧客などで導入が進み、自動車、ロボット、医療機器、産業用制御装置、航空宇宙・防衛などの分野で利用されると見込んでいる。

 消費者向けエレクトロニクス展示会「CES 2023」においては、「AWS Graviton2」プロセッサ搭載の「Amazon EC2」のインスタンスを使用し、QNX NeutrinoをAmazonマシンイメージとして実行するデモを披露。開発者が「クラウド上のハードウェア」を使い、車載ソフトウェアの開発、テスト、統合作業を合理化する方法を説明した。

 AWS Marketplaceは、独立系ソフトウェアベンダーのAWS対応ソフトウェアを検索、購入、デプロイ、管理できるオンラインソフトウェアストア。BlackBerryクラウド対応版の早期アクセス版は、一部の自動車メーカーとティア1サプライヤー向けに提供を開始している。

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