この記事は、2023年11月27日発行の「日刊MONOist」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
先週末はJリーグでヴィッセル神戸がチーム創設29年で初優勝を遂げました。筆者も兵庫県出身で、断続的にではありますが創設当初2部リーグにいた時代からよく試合を見に行っていたので、永島昭浩選手やジアード・トレムカニ選手、ミカエル・ラウドルップ選手が活躍していた当時を思い出してしみじみと浸っていました。2023年はプロ野球も阪神タイガースがオリックス・バファローズを破って38年ぶりの日本一となっており、関西スポーツが本当に強かった1年となりました。甲子園球場で真弓ダンスを踊り、「がんばろうKOBE」に励まされた人生を送ってきた筆者は、本当にこの3チームには力をもらいました。
さて、スポーツが強かった一方で、関西経済は長らく地盤沈下が叫ばれています。関西地域の域内総生産の伸びは関東や中部など他の地域よりも鈍く、シェアの低下が進んでいます。その他の指標を見ても、下げ止まっている項目はあっても、全体的には反転傾向は示せていません(万博関連など一部で上向く業界などはあります)。そんな中、新たに関西経済を盛り上げることが期待されているのが蓄電池産業です。
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