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医療機関向けにIoMT一元管理支援サービスの提供を開始:医療機器ニュース
富士フイルムビジネスイノベーションは、医療機関向けに「IT Expert Services IoMTデバイスマネジメントサービス」の提供を開始した。医療機関内のIT機器を可視化し、セキュリティリスクを一元管理する。
富士フイルムビジネスイノベーションは2023年11月9日、IoMT(ネットワークに接続された医療機器)一元管理支援サービス「IT Expert Services IoMTデバイスマネジメントサービス」の提供を開始した。
IT Expert Services IoMTデバイスマネジメントサービスは、同社が既に提供しているITサポートサービス「IT Expert Services」の医療機関向けサービスとなる。
IT機器の可視化は、医療機関向けIoMTセキュリティプラットフォームを用いて、ネットワーク通信を監視することにより実行する。また、通信データを継続的に監視し、最新の脆弱(ぜいじゃく)性情報と照合することで、セキュリティリスクをモニタリングする。
さらに、IoMTを含むIT機器の台数やセキュリティリスクの推移、セキュリティ対策例などをまとめたレポートを定期的に作成し、提供する。これらにより、同サービスを導入した医療機関は、セキュリティの高いIT環境を維持し、サイバー攻撃を未然に防ぐことができる。
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