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濡れ性と親水性が向上した、体外診断用デバイス向け親水性フィルムを発売:医療機器ニュース
テサテープは、体外診断用デバイス向けの親水性フィルム「tesa 62589」を発売した。従来品に比べ、濡れ性と親水性が向上したことで検体の流動性も向上し、検体がフィルム表面に接触すると瞬時に濡れ広がる。
テサテープは2023年10月16日、濡れ(ぬれ)性、親水性が向上した、体外診断用デバイス向けの親水性フィルム「tesa 62589」を発売した。主に、マイクロ流路診断チップの流路形成に用いる。
tesa 62589は、流路内の検体を速やかに検出部位まで流すため、透明PETフィルムの片面に特殊な親水性処理を施している。従来品に比べ、濡れ性と親水性が向上したことで、検体の流動性も向上した。検体がフィルム表面に接触すると、瞬時に濡れ広がる。
基材の厚みは100μm、接触角は10度、濡れ指数は55となる。さまざまな種類の酵素と液体に適応する。耐熱性と耐老化性に優れ、室温と50℃時の性能が同等となっており、時間が経過しても変化が少なく安定していた。
主な用途は、血糖値診断チップ、血液検査カード、各種バイオセンサーなど。同社では、tesa 62589をはじめ、親水性や厚みの異なる4種の親水性フィルム製品を展開している。
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