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トレンドマイクロの自動車向け子会社、本社を台湾から東京に移転車載セキュリティ

トレンドマイクロ子会社のVicOneは本社を台湾 台北市から東京都渋谷区に移す。

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 トレンドマイクロ子会社のVicOne(ビックワン)は2023年9月26日、本社を台湾 台北市から東京都渋谷区に移すと発表した。台湾、ドイツ、米国に次いで、日本でも自動車向けサイバーセキュリティソリューションの展開を強化する。

 これに合わせて、VicOneの会長にトレンドマイクロのCFOであるマヘンドラ・ネギ氏が就任した。また、VicOneのCEOはマックス・チェン氏が引き続き務める。

 日本での自動車向けサイバーセキュリティソリューションの展開を強化する一環で、「第16回オートモーティブワールド」(2024年1月24〜26日、東京ビッグサイト)にてハッキングイベント「Pwn2Own 自動車セキュリティ脆弱性コンテスト」を開催する。ソフトウェアやデバイスの脆弱性をいち早く見つけるイベントとなる。主催はトレンドマイクロが運営する脆弱性発見コミュニティー「ZDI(Zero Day Initiative)」で、Tesla(テスラ)がタイトルスポンサーとして車両を提供する。

 トレンドマイクロはこれまでにも自動車向けのソリューションを手掛けてきたが、自動車産業に合わせた時間軸で専門性をより高めて展開していくために別会社としてVicOneが発足した。サイバー攻撃の手法に関する調査や、ITと自動車で共用できるソリューションの共通化などで今後もトレンドマイクロと連携する。

 VicOneは2022年6月に台湾で設立された。トレンドマイクロで自動車向けセキュリティのプロダクトに携わるエンジニアが台湾に比較的多かったことから台湾でスタートを切った。日本の他、韓国やインド、ドイツ、米国に拠点を持つ。従業員数は約100人。

 台湾では、鴻海科技集団(Foxconn Technology Group)のEV(電気自動車)向けオープンプラットフォームのアライアンス「MIHコンソーシアム」にトレンドマイクロとして参加。セキュリティフレームワークをMIHコンソーシアムと共同開発している。

 MIHコンソーシアム以外にも、OpenSSF、AUTOSAR、SOAFEE、日米のAuto-ISACなどのエコシステムに参加している他、AWSやGoogle Cloudなどクラウドプロバイダーともパートナーシップを結んでいる。また、ルネサス エレクトロニクスやNXP、Arm、ティアフォー、日立アステモ、パナソニック、富士通などとも協業している。

 VicOneでは自動車向けセキュリティオペレーションセンター(VSOC)や、ECU(電子制御ユニット)向けの侵入検知/防御システム、脆弱性を管理するためのスキャン管理ツール、ペネトレーションテストサービスなどを提供する。インフォテインメントシステムや車両と連携するアプリケーションのデータプライバシーを保護するソリューションも手掛ける。

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