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製品のライフサイクル情報をトレース、DPP対応アプリケーション体験版がリリース:脱炭素
digglueは、デジタルプロダクトパスポート対応のアプリケーション「MateRe-DPP」の体験版を、2023年10月2日にリリースする。サステナビリティ情報、製品のサーキュラリティ情報、トレーサビリティー情報などが閲覧できる。
digglueは2023年8月31日、デジタルプロダクトパスポート(DPP)対応のアプリケーション「MateRe-DPP」の体験版を、同年10月2日にリリースすると発表した。「規制対応だけを目的とせず、消費者とサステナブルな関係を築く」ことを開発コンセプトとし、企業から体験版の事前申し込みを受け付けている。
DPPとは、製品の持続可能性を証明する情報として、個別の製品に関する原材料調達からリサイクルに至るまで、ライフサイクル全体にアクセスできるデータのことだ。製品の適正評価、製造元、使用材料、リサイクル性などの情報が含まれる。
MateRe-DPPは、製品に付与したQRコードやJANコードなどをスマートフォンなどで読み取ることで、対象製品の情報にアクセスできる。カーボンフットプリントや環境影響などのサステナビリティ情報、循環性やリサイクル率、材料などの製品のサーキュラリティ情報、トレーサビリティー情報などが閲覧できる。
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