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汎用インバーターの主力機種シリーズを刷新、イーサネット対応機種など提供FAニュース

富士電機は、汎用インバーターの主力機種「FRENIC-Ace」シリーズを刷新した。生産現場のDX推進支援に向け、イーサネット対応機種やフィンレスタイプなどの機種をラインアップしている。

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 富士電機は2023年8月30日、汎用インバーターの主力機種「FRENIC-Ace」シリーズを刷新したと発表した。搬送機械、工作機械、流体機械などに適し、生産現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進支援に向けて、日本や東南アジア、欧米などグローバルに展開していく。

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汎用インバーター「FRENIC-Ace」シリーズ 出所:富士電機

 今回の刷新で、イーサネット内蔵タイプを用意。イーサネットへ対応したことで、インバーターの通信速度が向上した。生産現場での収集データ量が拡大するため、電流、電圧の変化を高精度に把握できる。

 また、インバーターの冷却機構(冷却フィン)を無くしたフィンレスタイプを新設している。同製品を機械装置の冷却機構に適用すれば、インバーターの奥行寸法で最大約30%短縮でき、省スペース化が図れる

 寿命予測機能も搭載しており、インバーターの主要部品となるIGBTモジュール(パワー半導体)の出力電流、出力周波数をモニタリングして異常兆候にアラートを出す。予兆保全機能を強化したことで、装置停止リスクを低減している。

 ベーシックタイプとして、3相200V 0.1〜22kWの13機種、3相400V 0.4〜22kWの11機種、単相200V 0.1〜2.2kWの6機種を用意。EMCフィルター内蔵タイプとして、3相200V 0.1〜22kWの13機種、3相400V 0.4〜22kWの11機種、単相200V 0.1〜2.2kWの6機種をそろえた。

 イーサネット内蔵タイプは、3相200V 0.1〜22kWの13機種、3相400V 0.4〜22kWの11機種、単相200V 0.1〜2.2kWの6機種。フィンレスタイプは、3相200V 0.1〜2.2kWの7機種、3相400V 0.4〜2.2kWの5機種、単相200V 0.1〜2.2kWの6機種をラインアップする。

 なお、EMCフィルター内蔵タイプとEthernet内蔵タイプは、近日の発売を予定している。

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