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JIS規格表に対応した配管設計支援アドインの最新版:CADニュース
クリエイティブマシンは、機械設計向け3D CAD「IRONCAD」の配管設計支援アドインの最新版「ic配管 3」をリリースした。JIS規格表から選択するだけで自動で寸法を変更できるなど使い勝手が向上している。
クリエイティブマシンは2023年8月29日、機械設計向け3D CAD「IRONCAD」の配管設計支援アドインの最新版「ic配管 3」をリリースした。IRONCADアクティブサポート「IC-AS」を契約すると無償で利用できる。
ic配管は、配管経路にダミーパーツを配置して自動配管ボタンをクリックすると、ダミーパーツに沿ってパイプやエルボを自動で生成する。IRONCADの配管ツール「TriBall」により、直感的に素早くダミーパーツを配置し、1クリックで配管が再生成されるため、思い通りに配管経路を3Dモデル化できる。
従来、規格を変更する場合は、プロパティから規格寸法を手動で入力する必要があった。最新版では、JIS規格表から規格を選択するだけで、自動的に寸法を変更できる。
また、ic配管の主要コマンドを右クリックメニューから実行可能になり、内部リンクを適用したフランジが自動で配置されるようになった。他にも、複数のフランジのサイズを一括で変更可能になり、エルボ角度の計算精度が向上したことでパイプ同士の接続性が高まるなど、機能が強化されている。
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