ニュース
多くの新機能を搭載した、3次元CADソリューションの最新版を発表:CADニュース
ZWSOFTは、3次元CAD、CAE、CAMソリューションの最新版「ZW3D 2024」を発表した。処理効率が向上する複数の新機能と拡張機能、新たなレンダリングエンジンを搭載する。
ZWSOFTは2023年5月8日、3D CAD、CAE、CAMソリューションの最新版「ZW3D 2024」を発表した。設計とシミュレーション、製造の統合により作業を簡易化し、生産性の向上に貢献する。
最新版には、多くの新機能や拡張機能の他、新たなレンダリングエンジンが搭載されており、処理効率の向上に貢献する。複数ソリッドや大規模アセンブリ、複雑なツールパスを持つモデルの回転、スケーリング、パンなどがスムーズになり、モデルの編集や表示を短時間で行える。部品設計でよく使われるパターン機能は、「ZW3D 2023」との比較でパターンフィーチャーの生成が80%高速化している。
設計、加工においては、弦フィレットと面フィレットを追加し、サーフェスモデリング機能を拡張した。また、アセンブリ設計にマスターレイアウトを追加しており、全ての設計フェーズをリンクしてパラメトリック設計を改善する。CAMモジュールでは、認識精度が向上。ペンシルと角の仕上げアルゴリズムを最適化することで、適切なツールパスを生成する。
その他の機能強化として、構造設計とハーネス設計用の業界特化型モジュールを新たに追加し、配管設計モジュールを改善した。疲労およびランダム振動の解析機能も追加している。シミュレーションモジュールも強化し、設計初期段階での製品性能の最適化や、試作コスト削減に寄与する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- どのCADを使っている? 3D推進の状況は? ちょっと気になる隣のCAD事情
CADは設計現場に欠かせない重要なツールの1つ。今のCADに大きな不満はないが、もっと使いやすいCADはないか? リプレースするにしてもどこを重視すべきか? そもそも2D CADのままでよいのか? 最近業績を上げているあの企業は3D CADに切り替えたらしい……。「CAD利用動向調査アンケート」の結果を基に、そんな“ちょっと気になる隣のCAD事情”について紹介します。 - どのCADツールを選ぶべきか!? 組織とCADの立ち位置を整理して考える
ソリッドワークス・ジャパンは2022年11月14日、年次ユーザーイベント「3DEXPERIENCE WORLD JAPAN 2022」を東京都内で開催した。ユーザー事例講演では、長野オートメーション 代表取締役社長の山浦研弥氏と、同社 設計技術部 メカ2グループの遠藤正浩氏が登壇し、「設備屋の3D CAD選定における理想と現実」をテーマに、3D CAD導入に向けた考え方や導入メリットなどについて紹介した。 - 3次元の設計環境とうまく付き合うには【ソフトウェア編】
“脱2次元”できない現場を対象に、どのようなシーンで3D CADが活用できるのか、3次元設計環境をうまく活用することでどのような現場革新が図れるのか、そのメリットや効果を解説し、3次元の設計環境とうまく付き合っていくためのヒントを提示します。今回は、3D CAD、CAE、CAM、ビュワーの4つのソフトウェア選びについて取り上げます。 - 高速・快適・多様性の3つのポイントで機能強化を図った2D CADの最新バージョン
ZWSOFT Japanは、2D CAD製品の最新バージョン「ZWCAD 2023」を2022年6月8日に提供開始した。最新バージョンでは、「高速」「快適」「多様性」の3つのポイントで機能強化を図っているという。 - パフォーマンスや操作性、使い勝手がさらに向上した「ZWCAD 2022」
ZWSOFTは、主力CAD製品の最新バージョン「ZWCAD 2022」を発表した。図面オープンやズームなどの高速化が図られている他、操作性や使い勝手も向上。また、BIMモデルの業界標準フォーマットであるIFCファイルのインポートにも対応した。 - 統合3D CAD/CAMソリューションの最新版「ZW3D 2022」を発表
ZWSOFTは、統合3D CAD/CAMソリューションの最新版「ZW3D 2022」を発表した。G3曲線の連続性、配管設計モジュール、モデリングや加工の効率化、操作性の向上など新機能や機能強化を盛り込んでいる。