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触覚を有する手術支援ロボットを用いた泌尿器科領域の手術に成功医療機器ニュース

リバーフィールドは、触覚を有する手術支援ロボット「Saroa サージカルシステム」を用いた前立腺がんの手術を東京慈恵会医科大学附属柏病院で実施した。手術に使う鉗子にかかる力を検出し、執刀医に触覚をフィードバックする。

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 リバーフィールドは2023年8月18日、触覚を有する手術支援ロボット「Saroa サージカルシステム」を用いた前立腺がんの手術を東京慈恵会医科大学附属柏病院で同月16日に実施し、無事に同手術を終えたことを発表した。泌尿器科領域の症例としては初となる。

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「Saroa サージカルシステム」の外観 出所:リバーフィールド

 同システムは、独自の空気圧精密制御技術を活用する。手術に使う鉗子にかかる力を検出し、執刀医に触覚(力覚)をフィードバックするため、自分の手で直接手術しているような感覚を得られる。

 近年、外科手術における手術支援ロボットの活用が増加している。傷口が小さく低侵襲で、精密操作が可能なため、今後さらに普及すると考えられている。

 今回の手術を執刀した同病院泌尿科 診療部長の三木淳氏は、「既存の手術支援ロボットと比べても操作性に遜色なく、順調に手術ができた」とする。小型かつ触覚があるため、手術の精度向上が期待できる。

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