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焦点は自動化と環境、「JAPAN PACK 2023」に包装関連400社以上が出展JAPAN PACK 2023

日本包装機械工業会は東京都内で会見を開き、包装関連機材の見本市「JAPAN PACK 2023(日本包装産業展)」の概要を発表。今回は2023年10月3日〜6日の4日間、東京ビッグサイトの東展示棟2〜6ホールで開催する。

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 日本包装機械工業会は2023年8月23日、東京都内で会見を開き、包装関連機材の見本市「JAPAN PACK 2023(日本包装産業展)」の概要を発表した。

最新の製造業DXや資源循環に関するセミナーも

 今回は2023年10月3〜6日の4日間、東京ビッグサイトの東展示棟2〜6ホールで開催する。メインテーマである「未来への包程式−当たり前のその先へー」の下、生産現場の自動化、効率化、サステナビリティへの対応など喫緊の課題への解決策を「包程式」として、製造加工から、計量、充填、印刷、印字、検査、梱包など包装の全工程にわたるソリューションを展示する。


JAPAN PACK 2023の実行委員長を務める古川製作所 代表取締役社長の古川雅章氏[クリックで拡大]

 JAPAN PACK 2023 実行委員長で古川製作所 代表取締役社長の古川雅章氏は「包装にまつわる今とその先のトレンド、ならびにユーザーやバイヤーをはじめステークホルダーが一堂に集い、新規ビジネス創出の場として大いにご活用いただけるものと確信している」と語る。

 主な展示テーマは「持続可能な社会への対応」「生産現場の自動化・効率化」「安全安心の実現」「市場の拡大」の4つ。2023年8月22日時点の出展社数は412社/団体、総小間数は1873となっている。その他、50以上の講演やセミナーを予定している。4日間の会期で4万人の来場者を見込む。


日本包装機械工業会 専務理事の金澤信氏[クリックで拡大]

 日本包装機械工業会 専務理事の金澤信氏は「自動化と環境の2つを軸に各分野の方からご講演をいただく。スタートアップ企業や教育/研究機関による『ピッチプレゼン』も新しく企画している」と語る。

 10月3日の基調講演では製造業が直面する人手不足や脱炭素、社会構造の変化などの課題に対応する、国内外の製造業DX(デジタルトランスフォーメーション)の動向、政策の方向性に関して経済産業省 経済産業局 製造産業戦略企画室 室長補佐の松高大喜氏が講演する。

 その他、経済産業省が2023年3月に発表した「成長志向型の資源自律経済戦略」や、2022年4月に施行された「プラスチック資源循環法(プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律)」など資源循環政策の動向について経済産業省 産業技術環境局 資源循環経済課 課長の田中将吾氏が講演。特別講演では、明治 執行役員 モノづくり戦略副本部長の伊田覚氏が明治の菓子工場における自動化の実態とDX化への提言について説明する。

 10月5日の特別企画では、大手包装機械メーカーが環境に配慮した包装技術と取り組みについて紹介する他、包装機械のIoT(モノのインターネット)と今後の展望に関する識者のパネルディスカッションも予定している。


日本包装機械工業会 事務局 次長の阿部公拓氏[クリックで拡大]

 10月3日にはアジアにおける包装機械業界団体の相互交流などを目的とした「APAC(Asia Packaging Association Club」の創立総会なども行う。

 APACには台湾包装協会、韓国包装機械工業会、日本包装機械工業会が参加する。日本包装機械工業会 事務局 次長の阿部公拓氏は「3団体がそれぞれ主催する展示会に合わせて、情報や人材の交流、併催企画、事前広報などを主眼に準備を進めている」と話す。

 その他、クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(CLOMA)による容器包装の環境配慮設計などに関するパビリオンや、日本製パン製菓機械工業会の特別展示ゾーンも設けられる。

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