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半導体需要拡大を見込み、東京応化が熊本と福島に関連材料の新工場建設:工場ニュース
東京応化工業は、熊本県菊池市と福島県郡山市に新工場を建設することを決めたと発表した。中長期的な半導体需要の拡大に対応することを目指す。
東京応化工業は2023年8月8日、熊本県菊池市と福島県郡山市に新工場を建設することを決めたと発表した。中長期的な半導体需要の拡大に対応することを目指す。
熊本県では1984年に阿蘇工場(熊本県阿蘇市)を開設し高純度化学薬品の製造を行ってきたが、九州における半導体製造の拡大に対応するため、熊本県菊池市に事業用地を取得し「阿蘇工場 阿蘇くまもとサイト」を新設する。同サイトでは、現在高純度化学薬品の工場を建設中で2025年上期に稼働を開始する予定。敷地面積は約13万m2で、投資金額は130億円以上だとしている。
福島県郡山市では、主力工場の1つである郡山工場(福島県郡山市)に新製造棟を建設する。郡山工場では、EUV用フォトレジスト、ArF用フォトレジスト、KrF用フォトレジストなどの各種半導体用フォトレジストを製造している。今後の中長期的な半導体市場の成長が見込めることから、同工場に国内最大の新製造棟の建設を決定した。新製造棟は製造ラインを自動化、デジタル化したスマートファクトリーとする計画だとしている。新製造棟の建築面積は4800m2で、2024年7月に着工し2026年下期に稼働開始を予定する。投資金額は200億円以上となる見込みだ。
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