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DX活用で航空機の開発製造プロセスを高度化する技術の開発と実証に着手メカ設計ニュース

NEDOは、DXを活用して航空機の開発製造プロセスを高度化する技術の開発、実証に着手した。国内の航空機産業の優位性の確保とともに、宇宙機など他分野へ波及する知見の獲得も狙う。

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 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2023年7月12日、航空機の開発製造プロセスを高度化する技術の開発、実証に着手したと発表した。「経済安全保障重要技術育成プログラム(K Program)」の一環として、150億円の予算で2023〜2027年度の予定にて実施する。

 K Programは、経済安全保障の強化、推進を目的に、重要技術の研究開発を支援するプログラム。今回、その一環として、デジタル技術を用い、航空機の設計、製造、認証などの開発製造プロセスを高度化する事業に着手した。DX(デジタルトランスフォーメーション)技術の活用により、民間航空機開発の革新的なプロセス構築を目指す。

 同事業は、設計、認証、生産、統合の4フェーズの実施を通じて進められる。製造業において、MBSE(モデルベースシステムズエンジニアリング)などのデジタル技術を活用した開発プロセスを構築し、国内の航空機産業の優位性を確保する。また、脱炭素化に寄与する次世代航空機や空飛ぶクルマ、宇宙機といった他分野の開発プロセス構築へ波及する知見の獲得も狙う。

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