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大日本印刷が独自工法でエンコーダーディスクの開発、製造に新規参入:FAニュース
大日本印刷は、「エンコーダーディスク」の開発、製造に新規参入する。独自工法により、割れにくいガラス製ディスクやひずみの少ない金属製ディスク、高反射材を薄膜塗布して反射強度を約1.5倍に高めたディスクなどを製造する。
大日本印刷は2023年7月6日、電子部品(エンコーダー)で使用する「エンコーダーディスク」の開発、製造に新規参入すると発表した。透過型、反射型のロータリーエンコーダーや、リニアエンコーダーなどに対応する。
エンコーダーディスクは、産業用ロボットの関節などに用いられるサーボモーターの構成部品の1つ、エンコーダーの内部に搭載する円板(ディスク)だ。円板に刻まれた微細な目盛り(スリット)に当てた光の反射や透過によって、正しく移動、回転しているかを検出、制御できる。
同社は、ガラスやステンレス、樹脂など多様な素材でエンコーダーディスクを製造する。独自工法により、割れにくいガラス製ディスクやひずみの少ない金属製ディスクを製造するほか、透明の保護膜や高反射材を薄膜塗布し、保護膜などをコーティングしない製品に比べて、反射強度を約1.5倍に高めたエンコーダーディスクも提供する。
エンコーダーディスクは、大型装置で多面付けして製造するため、大量生産に対応する。また、大型のディスクも製造できる。
同社は今後、サーボモーターを製造する企業などにエンコーダーディスクを提供する。加えて、自動運転用センサー向けのエンコーダーディスクも開発していく。
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