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加速度100Gの高速射出で鋳巣を大幅に低減、電動ダイカストマシンの新シリーズFAニュース

東洋機械金属は、電動ダイカストマシンの新シリーズ「Ds-EX2」を発表した。射出ユニットに射出高速加速が可能な独自技術を搭載し、加速度100Gの高速充填で、湯ジワや内部にある鋳巣を大幅に低減する。

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 東洋機械金属は2023年6月5日、電動ダイカストマシンの新シリーズ「Ds-EX2」を発表した。型締力が125tの「Ds-125EX2」、250tの「Ds-250EX2」、350tの「Ds-350EX2」、500tの「Ds-500EX2」の4機種をラインアップする。

電動ダイカストマシン「Ds-350EX2」
電動ダイカストマシン「Ds-350EX2」[クリックで拡大] 出所:東洋機械金属

 「Ds-EX」シリーズの後継となる新シリーズは、射出ユニットに射出高速加速が可能な独自技術「THRV System」を搭載。加速度100Gの高速射出による充填(じゅうてん)で、湯ジワや内部にある鋳巣を大幅に低減する。

 増圧ユニットは多段階での鋳造圧力設定ができ、鋳造品の凝固状態に合わせて昇圧するため、これまでにない高度な射出条件が可能になる。また、電動ユニットを軽量化し、制御方法を最適化することで、同社の350t電動機との比較で、昇圧性能が20%向上した。

 油圧ポンプは、サーボモーターが各動作に必要な吐出量を精密に制御するため、消費電力を低減できる。同社の350t油圧機との比較では、CO2排出量を約37%、作動油量を約34%削減できる見込みで、カーボンニュートラルに貢献する。

 増圧ユニットを竪方向に配置すれば、機械全長が短縮し、省スペース化できる。また、制御部品をフレーム内に収納することで別置き制御盤が不要になり、工場レイアウトの自由度を高められる。

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