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オムロンがインドで血圧計生産工場を新設、血圧計普及加速に向けて2025年に稼働:工場ニュース
オムロン ヘルスケアは、インドのタミルナド州の工業団地内に、家庭用、医療機関用血圧計の生産工場を新設する。血圧計普及率が約2%と低水準のインドにおいて、多くの人に血圧計が届くよう体制を整え、同国の健康課題の解決に貢献する。
オムロン ヘルスケアは2023年5月31日、インドのタミルナド州の工業団地「オリジンズ・マヒンドラチェンナイ(ORIGINS by Mahindra Chennai)」に、家庭用、医療機関用の血圧計を生産する新工場を建設すると発表した。新工場は2025年3月から操業を開始する。
新工場の敷地面積は約2万4000m2。建設に先立ち、同社はタミルナド州政府と工場新設に関する覚書を締結した。インド国内に血圧計の生産拠点を置くことで、多くの人に血圧計が届くよう体制を整え、インドで暮らす人々の健康課題の解決に貢献する。また、従来実施している疾病啓発活動を強化する。
これらの取り組みにより、高血圧患者の家庭での血圧測定を普及し、重症化予防と病気の早期発見に寄与する。また、インドにおいても、同社が掲げる循環器事業ビジョン「脳・心血管疾患の発症ゼロ(ゼロイベント)」達成に向けて取り組んでいく。
インドでは、加速する経済成長や人口増加を背景に、生活習慣病患者が増加している。中でも脳卒中や心不全などの要因の1つである高血圧の治療では、家庭での血圧測定と管理が大切だといわれているが、インドの血圧計普及率は約2%と低水準の状態が続いている。
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