ニュース
TeamViewer、エンタープライズARソリューションをSAPの製造ソリューションと統合:製造マネジメントニュース
TeamViewerのエンタープライズARソリューション「TeamViewer Frontline Augmented Reality」が、SAPの「SAP Digital Manufacturing」に統合された。これにより、顧客企業は、製造工程における生産性の向上とミスの削減が期待できる。
TeamViewerは2023年4月14日(現地時間)、同社のエンタープライズAR(拡張現実)ソリューション「TeamViewer Frontline Augmented Reality(TeamViewer Frontline)」が、SAPの「SAP Digital Manufacturing」に統合されたと発表した。
TeamViewer FrontlineがSAP Digital Manufacturingに統合されたことで、技術者や製造現場の作業員が装着するウェアラブル端末にさまざまな情報を表示し、ハンズフリーで閲覧できるようになる。
これにより、ミスやダウンタイムの減少、安全性の向上、迅速なオンボーディングなどが見込める。さらに、SAP Digital Manufacturingと作業員間でデータの流れを共有することで、製造工程の分析や改善、可視性や効率性の向上が可能になる。業務の他、追跡、コンプライアンス、品質管理の改善と向上にもつながる。
今回の統合で、既に対応済みの「SAP Extended Warehouse Management」などを含め、設計から運用まで全製造工程でARソリューションに対応した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 現代自動車グループとTeamViewerがパートナーシップ締結、共同研究を推進
産業用リモート接続ソリューションなどを展開するTeamViewerは2022年9月30日、Hyundai Motorグループと戦略パートナーシップを締結したと発表した。両社は「Hyundai Motor Companyグループシンガポールグローバルイノベーションセンター」において、ARを活用したスマートファクトリーの運営に関する研究開発を進める。 - ノキアがローカル5Gラボを開設、試験やPoCなどを推進する「LaaS」の拠点に
ノキアソリューションズ&ネットワークスは、東京・六本木ヒルズの本社内にある先端技術センター(ATC)においてローカル5G実験試験局免許を取得し、ローカル5Gラボとしてリニューアルすることを発表。顧客やパートナーとともに実機を用いたローカル5Gの試験やPoC、ソリューション開発を推進するLaaS(Lab as a Service)の拠点となる。 - DX遅れる中小企業への支援を加速、TeamViewerの国内事業戦略
TeamViewerジャパンは2022年3月17日、2022年における同社の事業戦略説明会を開催。中小企業を対象としたDX支援を強化することなどを発表した。 - フォードが技術者支援プログラムにTeamViewerのARソリューション導入
TeamViewerの産業用ARソリューション「TeamViewer Frontline」を、フォード・モーターが技術者支援プログラムに導入した。ディーラーの技術者はリモートARセッションを通じて、スペシャリストとリアルタイムで車両修理の問題点を共有できる。 - リモート接続ソリューションを展開する独TeamViewer、日本展開を加速
TeamViewerは2021年10月7日、同社が展開する製品やソリューション群の紹介と事業戦略に関する説明会を開催した。同社は現在、国内企業との事業展開を進めるための取り組みを積極的に行っている。