リモート接続ソリューションを展開する独TeamViewer、日本展開を加速:製造マネジメントニュース(1/2 ページ)
TeamViewerは2021年10月7日、同社が展開する製品やソリューション群の紹介と事業戦略に関する説明会を開催した。同社は現在、国内企業との事業展開を進めるための取り組みを積極的に行っている。
TeamViewerは2021年10月7日、同社が展開する製品やソリューション群の紹介と事業戦略に関する説明会を開催した。同社は現在、国内企業との事業展開を進めるための取り組みを積極的に行っている。
製造/物流プロセスに強み
TeamViewerは2005年にドイツで創業した企業で、リモート接続クラウドプラットフォーム「TeamViewer Tensor(以下、Tensor)」やIoT(モノのインターネット)基盤ソフトウェア「TeamViewer IoT」をはじめ、人、モバイル端末、サーバ、産業機械、医療機器などのリモート接続に関わるソリューションを多数展開している。2020年の売上高は4.6億ユーロ(約608億円)で、従業員は約1500人。同社が展開する有償製品のインストール数は世界中で25億件以上に達するという。
本拠を置くドイツの他、米国、メキシコ、日本、中国などグローバルに拠点を展開している。現在はM&A戦略に基づく企業買収や、SAPとの戦略的パートナーシップ締結を進めるなど体制強化を図っている。
TeamViewer CEOのオリバー・スタイル氏は「特に最近では、脱炭素化に向けたCO2排出量削減などの取り組みや、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を受けたリモートワークの拡大などの働き方改革、ソフトウェア領域を含めた産業機械の自動化ニーズが当社の成長ドライバーとなっている。当社が活動しているマーケット自体もデジタル化の波に乗って拡大しており、環境は良好だ」と語った。
また、TeamViewerの強みとしては、研究開発、製造、ロジスティック、コーポレート、営業、アフターサービスという一連のバリューチェーンの中で、特に製造と物流プロセスにおけるOT(制御技術)関連のソリューションをオールインワンで提供できる点にあると説明した。これに加えて修理やメンテナンスなどのアフターサービス領域の一部もカバーする。
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