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川崎重工が新たな大型汎用ロボットを投入、従来機よりリーチが広く動作速度も向上産業用ロボット

川崎重工業は大型汎用ロボット「MXPシリーズ」を2023年5月10日から国内で販売を開始したことを発表した。

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 川崎重工業は2023年5月11日、大型汎用ロボット「MXPシリーズ」を同月10日から国内で販売を開始したことを発表した。

 MXPシリーズは重量物のハンドリングや組立作業など向けの汎用ロボットとして、従来機種の「MXシリーズ」と比べてより早い動作速度、より広い動作範囲、そしてよりコンパクトにしたシリーズとなっている。

 今回は、最大可搬質量360kg、最大リーチ3.234m、位置繰り返し精度±0.08mmの「MXP360L」、最大可搬質量410kg、最大リーチ3.763m、位置繰り返し精度±0.12mmの「MXP410X」を投入し、順次ラインアップを拡大する。

「MXP360L」MXP410X 大型汎用ロボット「MXP360L」(左)と「MXP410X」(右)出所:川崎重工業

 アームの軽量化、最新の制振制御により、従来機種と比較してサイクルタイムを大幅に短縮。バランス機構をアーム内側に配置することで、コンパクトなボディーと広い動作範囲を同時に実現した。

 同社の適用動作では、従来機「MX350L」の後継機となるMXP360Lはサイクルタイムを約15%低減、従来機「MX420L」「MT400N」の後継機となるMXP410Xはサイクルタイムを約21%低減した。

 価格はいずれもオープンで、国外でも順次販売を開始する予定となっている。

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