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インドで年間15.9万klの潤滑油を製造するプラントを新設:工場ニュース
東洋エンジニアリングのインド現地法人Toyo Engineering Indiaは、ExxonMobil Lubringantsがインドで計画する潤滑油製造プラントの新設工事を受注した。2025年第2四半期に完工予定で、設計から試運転まで一括で請け負う。
東洋エンジニアリングは2023年4月20日、同社のインド現地法人Toyo Engineering India(Toyo-India)が、同国マハラシュトラ州イザムでExxonMobil Lubringants(EMLPL)が計画する潤滑油製造プラントの新設工事を受注したと発表した。Toyo-Indiaは、設計、調達、建設、試運転までを一括で請け負う。
EMLPLは、米国のExxon Mobilの100%子会社。自動車および産業用エンジンオイル、グリース、潤滑油を、モービルブランドとして販売している。同プロジェクトは、EMLPLによるインド初の事業で、同国内において高性能な潤滑油を製造することにより、自動車や産業用潤滑油の内需拡大に対応する。
新プラントは2025年第2四半期に完工予定で、潤滑油製造能力は年間15万9000kl(キロリットル)になる見込みだ。稼働開始後は、原材料や包装材の大部分をインド国内から調達し、同国政府が掲げる「Make in India」イニシアチブに貢献する。
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