ニュース
NTTドコモとNTT、6G実証実験の協力体制を拡大:製造マネジメントニュース
NTTドコモとNTTは、富士通、NEC、Nokiaと実施している第6世代移動通信網の実証実験の協力体制を拡大し、エリクソン、Keysight Technologiesを新たに加える。
NTTドコモ(ドコモ)と日本電信電話(NTT)は2023年2月27日、富士通、NEC、Nokiaと実施している第6世代移動通信網(6G)の実証実験の協力体制を拡大し、エリクソン(Ericsson)、Keysight Technologiesも加えることを発表した。
ドコモによると、6Gサービス提供には5Gで使用される周波数帯に加えて、6GHzを超えるミリ波帯やサブテラヘルツ帯などの周波数帯も有効活用する技術などが必要になる。そのため、多数の移動通信技術の検証も必要になる。
ドコモとNTTは、これまで富士通など3社と共に、無線通信技術やAI(人工知能)技術の活用を中心に実証実験を行ってきた。
今回、新たに参加するEricssonとは、6〜15GHz帯における6Gミッドバンドに適した新無線インタフェースの実証実験、100GHz帯におけるサブテラヘルツ波帯での超高速データ伝送を可能にする新無線インタフェースの実証実験を予定している。
また、Keysight Technologiesとは、サブテラヘルツ波帯を用いた超広帯域通信に向けた電波伝搬特性の測定実験を実施する予定だ。
関連記事
- キーサイトとサムスンが覚書を締結、6G技術の研究開発を推進
Keysight Technologiesは、次世代無線通信技術6G技術の研究開発を推進するための覚書を、Samsung Researchと締結した。 - 6Gで採用される4つの新技術とは、サブTHz帯とNTNに加えAI活用が最大のテーマに
キーサイト・テクノロジーが、次世代移動体通信規格である「6G」の特徴や今後のロードマップについて説明。6Gでは4つの新技術が採用されることになるという。 - レゾナックの最注力は半導体の後工程材料、6G向け半導体の新材料も開発
レゾナック・ホールディングスは「レゾナック株式会社」を発足した。レゾナックでは、昭和電工と日立化成の技術を組み合わせて、世界トップクラスの機能性化学メーカーになることを目指している。 - 日本の5Gは韓国中国台湾よりも遅れている!? マッシブMIMOのサブ6基地局が鍵に
エリクソン・ジャパンが2022年11月に発表した「エリクソン・モビリティレポート」について説明。日本の5Gネットワークの基地局密度やスループットが、韓国や台湾、中国など北東アジアの近隣諸国と比べて低いレベルにとどまっていることを指摘した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.