3社に1社が「仕事以外でのコミュニケーション減が1年目社員に影響」:キャリアニュース
学情が「仕事以外でのコミュニケーション」に関する調査結果を発表した。仕事以外でのコミュニケーションが減っていることについて、入社1年目の社員の活躍に「影響がある」と3社に1社が回答した。
学情は2023年1月12日、「仕事以外でのコミュニケーション」に関する調査結果を発表した。同調査は、企業や団体の人事担当者を対象としたもので、370件の有効回答が得られた。
初めに、新型コロナウイルス感染症の拡大前と比較して、職場での飲み会など仕事以外でのコミュニケーションの機会を確保できているか尋ねた。その結果、34.1%が「確保できていない」と回答。「どちらかといえば確保できていない」の42.0%を合わせると、「確保できていない」が7割以上を占めている。
この質問には、「飲み会だけでなく、移動時間でのコミュニケーションや、エレベーターの待ち時間などのカジュアルな会話も減っている」「部署やチーム単位での飲み会をできていない」などのコメントがあった。一方で、ランチなど短時間で交流する、趣味やレクレーションなど飲食以外でコミュニケーションを取っているという声もあった。
コミュニケーションの減少は若手社員の活躍に「影響がある」
仕事以外でのコミュニケーションの機会を確保できていないことで、入社1年目の社員の活躍に影響はあるかと尋ねたところ、「影響がある」と11.0%が回答した。「どちらかといえば影響がある」24.9%と合わせると、3社に1社が「影響がある」と感じていた。
具体的には「モチベーションの状態が分かりにくい」「上司や先輩に、フランクに相談したりアドバイスをもらったりする機会が減っている」などのコメントが寄せられている。
「仕事以外でのコミュニケーションの機会を確保しにくいことにより、入社1年目社員の活躍に生じた影響」として最も多かったのは、「上司との人間関係が築けていない」(69.3%)だった。2位は「質問など普段のコミュニケーションが図りにくい」(59.4%)、3位は「同期での人間関係が築けていない」(53.5%)となっている。
「若手社員とのコミュニケーションのために実施していること」の1位は、「定期的な面談」(60.9%)だった。2位は「チームや部署内での雑談の機会確保」(46.7%)、3位は「定期的な研修の実施」(31.3%)となっている。
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