スズキが世界戦略EV第1弾のコンセプトモデルを披露、2025年までに市販予定:電動化
スズキは2023年1月11日、インドで開催されている「Auto Expo 2023」(一般公開日:2023年1月13〜18日)において、EV(電気自動車)のコンセプトモデル「eVX」を世界初公開した。
スズキは2023年1月11日、インドで開催されている「Auto Expo 2023」(一般公開日:2023年1月13〜18日)において、EV(電気自動車)のコンセプトモデル「eVX」を世界初公開した。
eVXは2025年までに市販することを計画しているスズキのEV世界戦略車第1弾のコンセプトを示している。「グランドビターラ」「S-CROSS」などグローバル展開するSUVの特徴である本格4WDと、EVならではの先進性を融合したとしている。また、スズキのSUVであることが一目で分かるエクステリアにしたという。4WD技術を進化させ、スズキのSUVらしい本格的な走行性能の実現を目指す。
eVXの車両サイズは全長4300×全幅1800×全高1600mmで、バッテリー容量は60kWh、走行距離はインドのMIDCモード測定値で550kmとなっている。
また、スズキは2023年1月10日、カナダのスタートアップInmotiveとともにEV向けの2段変速機を開発すると発表した。Inmotiveは2010年に創業。独自設計で小型軽量かつ高効率な2段変速機を開発している。スズキはInmotiveとの共同開発によって、モーター駆動の効率化による走行距離の延長、電動駆動ユニットの小型化によるコスト抑制、幅広い走行シーンでの走行性能改善などを図る。
Inmotiveは、同社の2段変速機によって走行に使用するエネルギーを7〜15%削減するとしており、効率向上によるバッテリー搭載量削減やモーターの小型化によってEVの製造コストを1500ドル以上削減できると説明している。また、加速性能が最大で15%向上できるという。
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