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NISTの顔認証ベンチマークテストで世界1位の評価を獲得:人工知能ニュース
パナソニック コネクトの顔認証技術が、NISTの顔認証ベンチマークテストで世界1位の評価を獲得した。経年変化や照明変動、顔向きの変化がある環境でも、高精度に顔認証できる点が評価された。
パナソニック コネクトは2022年12月6日、同社の顔認証技術が、NIST(米国国立標準技術研究所)の顔認証ベンチマークテスト「NIST FRVT 1:1」で世界1位の評価を獲得したと発表した。経年変化や照明変動、顔向きの変化がある環境でも、高精度に顔認証できる点が評価された。
同ベンチマークテストでは、最新のディープラーニング技術「Vision Transformer」に同社独自の改良を加えた方式を開発。経年変化を含めた評価データで、本人認証時のエラー率(本人拒否率)が0.206%となり、世界1位の評価に結び付いた。
また、顔向きや照明変動を含めた評価データについても、評価データ「Kiosk」で世界5位、「Border」で世界4位となった。どちらも、2つの顔画像が同一人物かどうかを判定する1:1認証において、他人受入率10万分の1の際の本人拒否率を元にした団体順位となる。
同社は、画像を鮮明にする技術と顔の特徴を学習するディープラーニング技術を応用し、顔認証技術の開発を進めてきた。2017年より、パナソニックR&Dセンターシンガポールと共同でNISTのベンチマークテストに取り組み、世界最高水準の評価を継続して獲得している。
今回の結果により、同社の顔認証技術が、本人確認で求められる厳格性や入退管理に必要となるユーザビリティを兼ね備えた技術であることが証明されたとしている。
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