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どのCADを使っている? 3D推進の状況は? ちょっと気になる隣のCAD事情CAD利用動向調査 2022(3/3 ページ)

CADは設計現場に欠かせない重要なツールの1つ。今のCADに大きな不満はないが、もっと使いやすいCADはないか? リプレースするにしてもどこを重視すべきか? そもそも2D CADのままでよいのか? 最近業績を上げているあの企業は3D CADに切り替えたらしい……。「CAD利用動向調査アンケート」の結果を基に、そんな“ちょっと気になる隣のCAD事情”について紹介します。

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CADをリプレースする際に重視したいポイントは?

 先ほど、職場で主に使用しているCADツールの使用年数について、10年以上だとする割合が47.1%も占めていると紹介しましたが、その一方で、これまで使用していたCADから別のベンダーのCADに乗り換えるという現場も当然ながらあります。皆さんは、CADをリプレースする場合、どういった点を重視しますか?

 アンケート結果の上位5つは、第1位が「性能や操作性が良い」(56.6%)、第2位が「価格が安い」(44.6%)、第3位が「既存資産を流用・有効活用できる」(32.4%)、第4位が「データ共有・情報共有のしやすさ」(28.2%)、第5位が「2次元との連携/図面機能が充実している」(24.0%)となりました。

 その他、「柔軟なライセンス形態」「保守サポートが充実している」「最先端の設計機能が使える」といった回答も目立ちました。詳しくは「CAD利用動向調査レポート」をダウンロードしてご覧ください。

 なお、リプレースの予定についても聞いてみました。ご覧の通り、リプレースへの意欲がある回答はごく少数にとどまり、大半が「リプレースの予定はない」(47.0%)としています。このあたりは、CADの使用年数の結果とも連動しているといえるでしょう。

CADツールのリプレース予定について
CADツールのリプレース予定について[クリックで拡大]

設計者が期待するテクノロジーとは?

 アンケートでは、現在関心がある、また将来の普及に期待しているテクノロジーについても調査しました。こちらはCADに組み込まれることを期待するものだけでなく、CADとの連携、3Dデータの有効活用といった部分で、既に実現されている、実現されつつあるものも目立ちました。

 上位5つを紹介すると、第1位が「AI(機械学習×CAEなど)」(43.8%)、第2位が「リアルタイムシミュレーション」(28.4%)、第3位が「アディティブマニュファクチャリング(3Dプリンタ)」(27.4%)、第4位が「VR/AR/MR」(24.4%)、第5位が「デジタルツイン/IoT」(20.0%)という結果になりました。

 ちなみに、回答項目には「ジェネレーティブデザイン」や「メタバース」などのキーワードも入れていたのですが……。

「CAD利用動向調査レポート」のダウンロードはこちら!

 以上、筆者の簡単な考察など交えながら「CAD利用動向調査アンケート」で見えてきた“ちょっと気になる隣のCAD事情”を紹介してきました。皆さまのCAD選定や3D推進活動などの参考になれば幸いです。

 また、アンケート調査結果をまとめた「CAD利用動向調査レポート」も以下のボタンからダウンロードできますので、こちらも併せてチェックしてみてください。本稿ではお伝えし切れなかった情報が盛りだくさんです。

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