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従業員のスキル情報を分析/可視化、スキルマネジメントシステムに機能追加:製造ITニュース
Skillnoteは、クラウド型スキルマネジメントシステム「Skillnote」に、従業員のスキル情報を分析する「スキル分析機能」を追加した。従業員の保有スキルを部門や年代、時系列などの条件で分析できる。
Skillnoteは2022年11月9日、クラウド型スキルマネジメントシステム「Skillnote」に、従業員のスキル情報を詳細に分析する「スキル分析機能」を追加したと発表した。組織全体のスキル保有状況を分析、可視化し、戦略策定や意思決定を支援する。
スキル分析機能では、複数の分析テンプレートを利用でき、従業員の保有スキルを部門や年代、時系列などの条件で分析できる。最新のスキルや資格、教育情報を一元管理し、簡単な操作で分析、可視化が可能だ。
分析の結果や集計データは、PDF、Excel、PNGなどの形式で出力できる。利用ユーザーの権限設定にも対応。分析機能やダッシュボード別に制限することで、社内で安心して利用できる。
例えば、事業計画を踏まえて要員計画を立案する際に、組織別の育成状況を確認できる。定年退職などで失われるスキルを把握したり、教育や人材育成が計画通りに進行しているかなどの確認にも活用できる。
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