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新店舗に3Dプリンタ工房を開設、既存商品に追加できる拡張パーツを製作販売:3Dプリンタニュース
良品計画は、2022年11月17日にオープンする「無印良品 板橋南町22」に「3Dプリンタ工房」を開設する。ファブラボ品川と協業して、既存商品を使いやすくするための「拡張パーツ」を3Dプリンタで作るサービスを開始する。
良品計画は2022年11月1日、東京都豊島区の大型店舗「無印良品 板橋南町22」において、3Dプリンタを用いたサービスを提供する「3Dプリンタ工房」を開設すると発表した。
関東最大級となる新店舗は、同年11月17日にオープン予定。普段の生活をサポートする店舗として、日用品を中心とした無印良品のほぼ全ての製品を取りそろえる。
3Dプリンタ工房では、ファブラボ品川と協業し、無印良品の既存商品を使いやすくするための「拡張パーツ」を3Dプリンタで作れるサービスを開始する。ファスナーの上げ下げを楽にするフックやプラグを抜きやすくするツマミなど、日常生活をより快適にするアイテムを製作し、販売する。
同店舗では他にも、「近隣配送サービス」や24時間商品を受け取れる「ロッカー受け取りサービス」、車に乗ったまま商品を受け取れる「駐車場受け取りサービス」といった便利なサービスを展開する。
さらに、区民に親しまれている商品として板橋区が認定した「板橋のいっぴん」や、地元の飲食店と連携した商品の販売、イベントスペースの設置など、地域活性化にも取り組む。
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