ニュース
若手社員の約4割が、難しい仕事への挑戦を「成長の機会と感じる」と回答:キャリアニュース(2/2 ページ)
ラーニングエージェンシーとラーニングイノベーション総合研究所は、本人の力量より難易度の高い業務に関する「若手社員の意識調査」の結果を発表した。社会人2〜4年目の約4割が、難しい仕事への挑戦を「成長の機会と感じる」と回答した。
精神的に追い詰められた状況は、不満や離職意向につながる
続いて、業務における役割で、自分の能力より高過ぎると感じる状況についてはどのように捉えているかを尋ねた。
その結果、全年次で「不安に感じた」が最も高かった。「社会人2年目」は21.6%、「社会人3年目」は32.0%、「社会人4年目」は25.5%となっている。自分の能力を超えた難し過ぎる仕事については、「成長の機会と感じた」「期待に応えようと感じた」などのポジティブな感情よりも不安が勝るようだ。
また、精神的に追い詰められたことがあるかを尋ねたところ、「社会人2年目」の41.7%、「社会人3年目」の37.7%、「社会人4年目」の41.3%が「ある」と回答した。
精神的に追い詰められたことが「ある」と回答した人に「精神的に追い詰められた場面」を尋ねた。年次に関わらず「プレッシャーが大きいとき」が最も高く、「社会人2年目」の32.0%、「社会人3年目」の37.2%、「社会人4年目」の31.5%が回答している。
「精神的に追い詰められた場面の捉え方」を年次別に見ると、「社会人2年目」で最も高かったのは「不満を抱いた」(28.8%)だった。「社会人3年目」と「社会人4年目」は「会社を辞めたくなった」が最も高く、「社会人3年目」は29.2%、「社会人4年目」は29.8%が回答している。精神的に追い詰められた状況が、不満や離職意向につながることがうかがえる結果となった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 明電グループ社員の安全意識向上を目的とする「メタバース安全伝承館」を開発
明電舎と子会社の明電システムソリューションは、インフィニットループおよびそのグループ会社であるバーチャルキャストと共同で、社員向け安全教育の強化を目的とした「メタバース安全伝承館」を開発した。 - 「仕事の飽き」に壁を感じるのは「社会人2年目」が最多――約5割が実感
ラーニングエージェンシーとラーニングイノベーション総合研究所が「若手社員の意識調査」の結果を発表した。社会人2〜4年目の直面する壁は各年次とも「仕事に関するもの」が上位を占めた。「仕事の飽きの壁」は「社会人2年目」が最も多かった。 - 転職に関する実態調査、50代の約4割が転職を検討、転職経験の両極化も
リクルートが「就業者の転職や価値観等に関する実態調査2022」第1弾の結果を発表した。転職のタイミングは、どの年代も「転職先が決まる前に前職を退職した」が約4割を占めた。また、50代の39.5%が転職を考えていることが分かった。 - 「コロナ禍でキャリアビジョンが変化した」と33.6%が回答
Adecco Group Japanが「コロナ禍とライフビジョン・キャリアビジョンに関する調査」の結果を発表した。33.6%が「コロナ禍でキャリアビジョンが変化した」と回答し、変化した要因で最も多かった回答は「働き方の変化」だった。 - 3D CAD操作の効果的な習得とモデリング力をアップするための秘訣とは
現代のモノづくりにおいて、3D CADやCAE、CAM、3Dプリンタや3Dスキャナーといったデジタル技術の活用は欠かせない。だが、これらを単に使いこなしているだけではデジタル技術を活用した“真の価値”は発揮できない。必要なのは、デジタル技術を活用し、QCDの向上を図り、安全で魅力ある製品を創り出せる「デジタルエンジニア」の存在だ。連載第3回では「3D CAD操作の効果的な習得とモデリング力をアップするための秘訣」について解説する。 - メンタルヘルスに関する調査、最も気分が落ち込むのは「23時」
ゼネラルリサーチが、「メンタルヘルス」に関する調査結果を発表した。気分が落ち込む時間帯、曜日、月を尋ねたところ、「23時」「月曜日」「12月」が最も多かった。