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EV用バッテリーや医用画像処理の開発を強化するモデルベース開発環境の最新版組み込み開発ニュース

MathWorksは、MATLABおよびSimulink製品ファミリーの最新版「Release 2022b」を発表した。2つの新製品と6製品の主要なアップデートを提供し、モデルベースデザインの簡略化と自動化を図る。

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 MathWorksは2022年9月20日(現地時間)、MATLABおよびSimulink製品ファミリーの最新版「Release 2022b(R2022b)」を発表した。2つの新製品と6製品の主要なアップデートを提供し、モデルベースデザイン(MBD)の簡略化と自動化を図る。同バージョンは既に、ダウンロードで入手可能だ。

 新製品「Simscape Battery」は、バッテリーおよびエネルギー貯蔵システムの設計とシミュレーション向けに、設計ツールやパラメーター化したモデルを提供する。これにより、EV用バッテリーシステムなどのデジタルツインの作成やバーチャルテスト、平常時または故障時の動作評価が可能だ。さらに、冷却プレート接続による、電気応答や熱応答の評価もできる。

 2つ目の新製品は、医用画像処理に適した「Medical Imaging Toolbox」だ。画像診断アプリケーションの設計、テスト、デプロイに必要なツールやワークフローを提供する。2Dや3D医用画像の可視化、登録、セグメント化のほか、深層学習のためのラベル付けもサポートする。

 また、AUTOSAR準拠のソフトウェアコンポーネントのモデル化とシミュレーションが可能な「AUTOSAR Blockset」をはじめ、「Fuzzy Logic Toolbox」「HDL Coder」「HDL Verifier」「Model Predictive Control Toolbox」「System Identification Toolbox」をアップデートした。

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