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クラウド加工原価見積もりサービスに案件管理に便利な新機能を追加:メカ設計ニュース
カブクは、クラウド加工原価見積もりサービス「Cost PRO」に、切削品以外の工法の図面の登録と保管ができる機能を追加した。複数の図面を1つの案件として管理できるようになった。
カブクは2022年8月18日、クラウド加工原価見積もりサービス「Cost PRO(コストプロ)」に、切削品以外の工法の図面の登録と保管ができる機能を追加したと発表した。
Cost PROは、切削図面の見積もり業務の効率化や属人化を解消するサービスだ。図面内の加工内容をアップロードし、選択、指示することで、加工工程の設計、使用工具の選定、段取りを含めた加工時間を自動で計算して、加工原価を算出する。
今回、新機能を追加し、サービス上に板金、溶接など角物、丸物(切削)以外のさまざまな工法の図面も登録できるように対応。複数の図面を1つの案件として管理できるようになり、容易に過去案件からの絞り込みや類似図面の検索ができる。なお、見積もりの算出には対応していない。
登録できる品種は、板金、溶接、製罐、鋳造、歯車、購入品など。また、同年9月には、1つの案件につき10枚以上の図面の登録機能が標準化されるほか、1つのPDFファイルに複数ページの図面が含まれる場合のページ分割、指定登録機能の追加を予定している。
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