1台で臨場感あふれるオンライン会議実現、パナソニックが360度カメラスピーカーフォン発表:製造ITニュース
パナソニック コネクトは2022年7月26日に東京都内で記者会見を開き、360度カメラスピーカーフォン「PressIT360」を発表した。同年8月1日からオープン価格で販売する。
パナソニック コネクトは2022年7月26日に東京都内で記者会見を開き、360度カメラスピーカーフォン「PressIT360 TY-CSP1」を発表した。同年8月1日からオープン価格で販売する。
5種類の映像モード、AIフォーカスで会議の臨場感を伝える
PressIT360はカメラ、マイク、スピーカーが一体となったオンライン会議用のシステムだ。パナソニックがこれまで手掛けてきたプロジェクターなどの映像表示技術や業務用カメラなどの撮影技術、音響技術を結集した。
4つのカメラで水平360度を撮影でき、会議室の中央に置けば会議の参加者の様子を高画質かつ臨場感ある映像で伝える。分割ビューや1人ビュー、全周ビューなど5種類の映像モードを備えている。画画像/音声認識により360度の範囲で人の位置や音声が聞こえてくる方向を検知し、AI(人工知能)を用いて発言者に映像をフォーカスすることもできる。
マイクは水平方向で360度(全周)の広範囲をカバーし、半径最大5mまで音声を認識する。エコーおよびノイズキャンセリング、音量均一化機能を搭載し、雑音やハウリングなどの音声トラブルを排除する。
接続1本で会議をスタート、持ち運びも簡単
1本のUSB-C ケーブルで電源供給とPCへの映像、音声データの伝送を行うため、カメラやマイク、スポーカーをそれぞれ接続する手間が掛からず、簡単にオンライン会議を始めることができる。また、外形寸法は直径64×高さ285mm、重量は約950gで手軽に持ち運べる。本体底面には、4分の1インチサイズのネジ穴を備えており三脚に固定することも可能となっている。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、日本でもリモートワークが普及した。ただ、最近ではアイデアを活性化させるコミュニケーションの場としてオフィスを見直す動きもあり、リモートワークと出社勤務を組み合わせたハイブリッドワークを取り入れる企業が出てきた。
ただ、リモートワークの社員が会議に参加する際などに、オフィスの会議の様子が分かりにくいという課題があった。PressIT360は現場の雰囲気をクリアな音声かつ最適なカメラレイアウトや構図で共有し、生産性の向上に貢献する。
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