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AIを活用し、同性では自分の顔と似ている人を信頼することが明らかに:医療技術ニュース
大阪大学は、AIを活用し、同性に対する第一印象で、自分に似ている顔ほど信頼できると評価することを発見した。ただし、男女ともに異性の顔に対しては、類似度は信頼性の評価に全く影響を与えなかった。
大阪大学は2022年7月12日、AI(人工知能)を活用し、同性に対する第一印象で、自分に似ている顔ほど信頼できると評価することを発見したと発表した。ただし、男女ともに異性の顔に対しては、類似度は信頼性の評価に全く影響を与えなかった。
顔の類似度は、深層ニューラルネットワークを活用し、顔の特徴ベクトルを客観的な数値として算出した。日本人の大学生230人を対象に顔の類似度を算出した後、信頼性に関する第一印象のスコアとの関係性を調べた。
その結果、同性の場合、自分の顔とよく似た顔ほど信頼度が高く評価された。一方で、異性の場合は、自分の顔の類似度と信頼度に相関はなかった。
自分と他者を合成した顔に対しては、信頼性を高く評価したり、親しみを感じたりする。しかし、実社会で見知らぬ人の顔の印象評価をする際に、自分の顔と似ているかどうかが影響するかは不明だった。
今回の結果から、実生活の社会的判断において、自分の顔と似ていることが信頼性の評価に重要な要素であることが分かった。インターネットを介した初対面同士のマッチングなど、信頼性の第一印象が重要となる場面での社会応用が期待できる。
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