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EVのモデリングを「ミニ四駆」で考える〜構成要素の原理を捉えてシンプルに表現〜1Dモデリングの勘所(9)(4/4 ページ)

「1Dモデリング」に関する連載。今回(連載第9回)と次回の2回にわたって、タミヤの「ミニ四駆」を題材に電気自動車(EV)のモデリングを考える。まず、ミニ四駆の仕組みを説明した後、その機能と構造について考える。続いて、ミニ四駆の構成要素であるバッテリー、モーター、ギア、走行系に関してその原理を理解し、定式化を行う。

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補足説明:電気回路の表記法について

 電気回路の表記法は種々存在するが、本連載では最近の国際動向に従って、下記を使用する。

電気回路の表記法
図10 電気回路の表記法[クリックで拡大]


 さて次回は、今回説明した各要素のモデリング結果をミニ四駆の全体系にまとめ、さらに実際のミニ四駆の諸元を用いて種々の条件での性能評価を行う。 (次回へ続く

⇒連載バックナンバーはこちら

筆者プロフィール:

大富浩一(https://1dcae.jp/profile/

日本機械学会 設計研究会
本研究会では、“ものづくりをもっと良いものへ”を目指して、種々の活動を行っている。1Dモデリングはその活動の一つである。


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