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Cortex-M85に対応した統合開発ツールチェーンの最新版を発表組み込み開発ニュース

IARシステムズは、組み込みシステム開発ツールの最新版「IAR Embedded Workbench for Arm V.9.30」を発表した。Armの最新プロセッサ「Cortex-M85」に追加対応し、IoT、スマートホーム、AI、ML向けの開発を支援する。

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 IARシステムズ(IAR Systems)は2022年6月14日、組み込みシステム開発ツール「IAR Embedded Workbench for Arm」の最新版となるV.9.30を発表した。Armの最新プロセッサ「Cortex-M85」に追加対応し、IoT(モノのインターネット)、スマートホーム、AI(人工知能)、ML(機械学習)向けの組み込みアプリケーション開発を支援する。

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統合開発環境「IAR Embedded Workbench for Arm」[クリックで拡大] 出所:IARシステムズ

 同ツールは、プロジェクト管理ツールと編集機能を含む、Arm向けの統合開発環境だ。コード最適化機能により、MCUの性能を引き出しつつ、アプリケーションの消費電力を抑えられる。

 静的およびランタイム解析ツール、コード用およびデータ用の複合ブレークポイント、ランタイムスタック解析、コールスタックの可視化、コードカバレッジ解析、消費電力の統合モニタリングといった幅広い機能を備える。

 最新版のV.9.30では、Cortex-M85に対応するほか、Arm Cortex-Mのカスタム命令、「Cortex-R52+」にも対応する。同ツールは、8400のプロジェクト例を提供し、7000以上のArmデバイスをサポートすることで、開発サイクルの簡素化と短縮に貢献する。

 完全統合型Armビルドツール「IAR Build Tools for Arm」も用意し、アプリケーションの自動ビルド化とテストプロセスの効率化を支援する。

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