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製造現場でアプリを作る、ローコード開発が現場にもたらすメリットFAメルマガ 編集後記

自分たちの手で作るという発想があってもよい時代になっています。

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 この記事は、2022年6月17日発行の「FA メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

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 スマート工場化への取り組みの取材を行っているとよく聞くのが、製造現場とIT部門の壁です。スマート工場化を進めるには、現場の業務や作業などの理解が必要となります。一方で、IoT(モノのインターネット)などのデジタル技術の活用への知見も求められます。これらの2つの知見が必要であるにもかかわらず、多くの製造業で現場知識を持つ製造部門と、デジタル技術への知見を持つIT部門でのコミュニケーションがなく、これが成果の生まれない要因になっています。

 特に製造現場から聞くのが「ITは使えないものしか持ってこない」というような話です。IT側はガバナンスやセキュリティ、先進テクノロジートレンドなどの発想で多くソリューションを持ち込もうとしますが、生産性や安定稼働などを求める現場の本質的な考え方や、業務のリアルな困りごとなどと合致せず、結果として現場で使われなくなるというものです。

 ただ、こうした状況も徐々に変化しつつあります。1つの原動力となるのが、「ローコード開発」や「ノーコード開発」だと感じています。

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