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マヒンドラ&マヒンドラがVWのEV部品を採用、インドでは2035年から新車がZEVのみ:電動化
フォルクスワーゲン(VW)は2022年5月19日、インドのマヒンドラ&マヒンドラとパートナー契約を結び、VWのEV(電気自動車)プラットフォーム「MEB」の採用を検討すると発表した。拘束力のある供給契約は2022年末までに締結される予定だ。
フォルクスワーゲン(VW)は2022年5月19日、インドのマヒンドラ&マヒンドラとパートナー契約を結び、VWのEV(電気自動車)プラットフォーム「MEB」の採用を検討すると発表した。拘束力のある供給契約は2022年末までに締結される予定だ。
インドの自動車市場は足元の約300万台の市場規模から2030年には500万台までに成長すると見込まれている。2021年に開催されたCOP26(国連気候変動枠組条約 第26回締約国会議)では、インドは2035年以降、ゼロエミッションの乗用車とバンのみを登録する方針を発表した。これにより、電動車の普及が進み、2030年には新車の半分以上がEVになると試算されている。
マヒンドラ&マヒンドラは次世代の電動車プラットフォーム「Born Electric Platform」を間もなく発表するという。そのプラットフォームにVWのモーターやバッテリーシステム、バッテリーセルなどを採用する計画だ。次世代プラットフォームはインド、英国、米国で開発を進めているという。
VWはマヒンドラ&マヒンドラ向けにMEBの部品を提供することで量産効果を高めたい考えだ。MEBはVWの他、同社グループ傘下のアウディ、シュコダ、セアトで採用されている。また、フォード向けに2023年からの6年間で120万台分のMEBを供給する。
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