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TOWAが京都東事業所に新棟、切削工具や受託加工ビジネスの需要拡大に対応工場ニュース

TOWAが、2021年7月より京都東事業所の敷地内に建設を進めていた新棟が竣工した。生産能力の増強やスマートファクトリー化などを促進し、切削工具や受託加工ビジネスの需要拡大に対応する。

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 TOWAは2022年3月24日、京都東事業所(京都府綴喜郡宇治田原工業団地)の敷地内に建設を進めていた新棟(新工場)が完成したと発表した。建屋は鉄骨造の地上2階建てで、建築面積は2031.87m2。投資額は約10億円(建物のみ)となる。

 同社は、半導体樹脂封止用金型の加工用切削工具(エンドミル)の製造、販売や金型生産で培った超精密加工技術を生かした受託加工ビジネスを展開している。近年、切削工具や受託加工ビジネスの需要が拡大しており、既存スペースが手狭になっていた。

 2021年7月には、生産能力を増強するため、新棟の建設を開始。今回完成した新棟により、既存スペースを含めた延床面積は約1.4倍になった。また、新棟への設備移設により生じる既存棟の空きスペースを、半導体樹脂封止用金型工場のスマートファクトリー化などに活用することで、生産性向上や品質強化を図る。切削工具と受託加工ビジネスの売上高は、数年後に約40〜50億円になる予定だ。

 また、新棟の屋根上には太陽光パネルを設置しており、既存棟の屋根上にも設置工事を進めている。両棟の太陽光パネルで、事業所で使用する電力量の約9%をまかえるという。同社はサステナビリティ基本方針を作成しており、今後も持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けていく。

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