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配電用変圧器の生産能力を約2倍に増強、新潟県胎内市事業所内に新棟を建設:工場ニュース
日立産機システムは、中条事業所に新棟を建設し、配電用変圧器の製造能力を強化する。2022年4月から本格稼働させ、特別高圧変圧器やアモルファス変圧器の生産能力を約2倍に増強する。
日立産機システムは2022年3月18日、中条事業所(新潟県胎内市)に新棟を建設し、配電用変圧器の製造能力を強化すると発表した。
中条事業所では、アモルファス変圧器をはじめ、配電機器、電力監視、絶縁監視の装置、エアシャワーなどのクリーンエアー機器を製造している。今回、3400m2の新棟を建設し、生産設備を増強。同年4月から新棟を本格稼働させ、新エネルギー向けなどの30kVクラスの特別高圧変圧器や、省エネルギー性能に優れるアモルファス変圧器の生産能力を現在の約2倍に増強し、持続可能な社会への対応を加速させる。
電力インフラの一部として24時間使用される配電用変圧器は、省エネルギーに加え、環境にも配慮した製品が望まれている。同社は、省エネルギー性能に優れたアモルファス変圧器の開発に取り組んできたほか、一般的な配電用変圧器の絶縁に鉱物油ではなく、カーボンニュートラルの植物油(エステル油)を積極的に使用している。
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