コネクテッドカーに採用されたデュアルeSIMソリューション：車載セキュリティ
Giesecke＋DevrientのデュアルeSIMソリューションが、BMW Groupの「BMW iX」「BMW i4」に採用された。2種のeSIMを搭載することで、ナビゲーションなど向けの通信と並行して、車内でプライベートなデジタルサービスを利用できる。
Giesecke＋Devrient（ギーゼッケ アンド デブリエント）は2022年2月21日、同社のデュアルeSIMソリューションが、BMW Groupの「BMW iX」「BMW i4」に採用されたと発表した。以後のBMW Groupの新型モデルにも採用される予定となっている。
同ソリューションは、2つの独立したeSIMを1台の自動車に搭載する。1つはeCallやナビゲーション、交通情報サービス向けで、もう1つはエンターテインメントサービスや運転者の個人利用向けとなっている。
2種のeSIMを搭載することで、ナビゲーションなど向けの通信と並行して、車内でプライベートなデジタルサービスを利用できる。また、自動車メーカーがサービス提供に用いる通信事業者以外に、ドライバーは任意の通信事業者の回線をパーソナルeSIMに割り当てられる。
eSIM内には複数のパーソナルeSIMプロファイルを保存可能。自動車とスマートフォンをBluetoothを介してペアリングしなくても、家族全員がプライベートなデジタルサービスを車内利用できる。
DSDA（Dual-SIM Dual-Active）ソリューションやeSIMプロファイル管理は、同社のeSIM管理プラットフォーム「AirOn360」が一元的に担う。同プラットフォームは、GSMA RSP（Remote SIM Provisioning）仕様に準拠し、最新のIPベースITアーキテクチャ標準やプロトコルを使用できる。
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