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コラム

育とうとしていたものも台無しになっていく7日間オートモーティブメルマガ 編集後記

国を背負った産業が、国によって損なわれていく。

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 この記事は、2022年3月2日発行の「オートモーティブ メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


育とうとしていたものも台無しになっていく7日間

 ロシア大統領のウラジーミル・プーチン氏が、2022年2月24日にウクライナへの“軍事作戦”を発表してから1週間が経過しました。侵攻が始まったのは日本時間の昼過ぎでした。契約したけれどほとんど視聴していなかったCSのBBC(英国放送協会)にチャンネルを合わせ、ぼうぜんと「戦争が始まったんだなあ」と感じていました。

 不適切だとお叱りを受けるかもしれませんが、侵攻開始直後に真っ先に思い浮かんだのは、ロシアの旅客機「MC-21」のことでした。ロシアの航空機産業の復活が託された旅客機だといわれており、ボーイングの737やエアバスのA320といった売れ筋のセグメントにあたります。

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