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AGVなど一元管理、庫内実行システムとロボットクラウドシステムが連携開始:物流のスマート化
プラスオートメーションは、同社の庫内実行システム「+Hub」と、ZMPのロボットクラウドシステム「ROBO-HI」との連携を開始する。この連携により、+Hub経由でプラスオートメーションやZMPのロボットを一元管理できるようになる。
プラスオートメーションは2022年1月27日、同社の庫内実行システム「+Hub」と、ZMPのロボットクラウドシステム「ROBO-HI」の連携開始を発表した。
プラスオートメーションの独自開発システム+Hubは、AGV(無人搬送車)やAMR(自律走行搬送ロボット)などのさまざまなロボットやデバイス、アプリケーションを効率的に連携できる。
ZMPのROBO-HIは、ZMPの物流支援ロボット「CarriRo」の複数台制御や遠隔操作、運用の可視化を可能にするシステムで、物流現場の省人化効果を高める。
プラスオートメーションは、月額定額制でCarriRoやLIBIAO ROBOTICSの仕分けロボット「t-Sort」などを提供している。今回の連携により、プラスオートメーションの顧客は+Hub経由でこれらの複数のロボットに加え、CarriRoの運行、モニタリングが一元管理できるようになる。
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