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中国杭州市にパワー半導体用Alボンディングワイヤの工場新設:工場ニュース
田中電子工業は、中国の杭州市にパワー半導体用Alボンディングワイヤの第2工場を新設する。パワー半導体の国産化に伴う中国での需要拡大に備え、2025年までには生産能力を現在の約3倍に増やす計画だ。
田中電子工業は2022年1月12日、中国の杭州市にパワー半導体用Al(アルミニウム)ボンディングワイヤの第2工場(江東工場)を新設すると発表した。新工場の延べ床面積は約1万1000m2で、同年11月の稼働開始を予定する。
中国では、パワー半導体の国産化に伴い、Alボンディングワイヤの需要拡大が見込まれており、新工場の増設により安定した供給体制を整える。さらに、新工場を含め、2025年までにAlボンディングワイヤの生産能力を現在の約3倍に増やす計画で、世界的なパワー半導体市場の成長に伴う需要増加に対応していく。
パソコンやスマートフォン、テレビなどの家電製品から、車載用、産業用機器に至るまで、幅広く用いられるパワー半導体用のボンディングワイヤには、過酷な環境下で大電流を流せる性能が求められる。アルミニウムは、ボンディング性や耐湿性に優れた材料のため、多数のパワーデバイス分野での活用が進んでいる。
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