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省エネ性能や省スペース性を向上、型締力1600トンの大型電動射出成形機:FAニュース
宇部興産機械は、型締力1600トンの大型電動射出成形機「1600emIII」の販売を開始した。省エネ性能や省スペース性の向上によるランニングコストの低減、性能や機能強化による生産性向上に貢献する。
宇部興産機械は2021年11月30日、型締力1600トンサイズの大型射出成形機「1600emIII」を発売したと発表した。2020年1月の発売以来、型締力1050トン、1300トンの射出成形機を展開してきた「emIII(イーエムスリー)」シリーズに、新たなラインアップが加わった。
emIIIシリーズは、消費電力や機械質量を同社の従来機種より20%以上低減。作動油量やグリス消費量を減らすことで、ランニングコストの低減できる。輸送や設置時のCO2排出削減にも配慮している。また、水溶性塗料を採用することで、揮発性有機化合物の排出を削減した。
2プラテン式の型締構造によりマシン全長を短縮しており、設置スペースの確保や柔軟な工場内のレイアウトが容易にできる。低床設計とすることで、作業床を使わなくても操作盤や型盤内へ簡単にアクセスでき、作業性やメンテナンス性が向上した。
また、操作性やセキュリティ機能が向上した、IoT(モノのインターネット)対応のMAC-IX制御装置を標準搭載する。従来機種よりドライサイクルを30%短縮するなど、生産性向上に貢献する性能や機能を強化している。
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