連携機能強化、製造業向けIoTソリューションMeister Factoryシリーズ最新版:製造ITニュース
東芝デジタルソリューションズは、製造業向けIoTソリューション「Meister Factoryシリーズ」の最新バージョンの提供を開始した。製造業向け統合データモデル「Meister DigitalTwin」を中心に機能を強化している。
東芝デジタルソリューションズは2021年11月10日、製造業向けIoT(モノのインターネット)ソリューション「Meister Factory」シリーズの最新バージョンの提供を開始した。
Meister Factoryシリーズは、製造IoTデータの収集、蓄積、活用を支援するもので、「Meister DigitalTwin」「Meister Apps」「Meister IoT」から構成される。今回のバージョンアップでは、製造業向け統合データモデルのMeister DigitalTwinを中心に機能を強化した。
新バージョンでは、「Meister DigitalTwin Connector」を介して、各工場に分散した生産データをオンラインで収集、結合し、工場を横断した統合管理が可能になった。自社工場に加え、協力会社の工場も含めた生産状況の可視化に対応する。
また、基幹システムの生産計画や部材入荷計画、在庫、出荷情報などの基幹データ連携を強化。経営側でも、生産現場の予実差や工場横断の生産状況がリアルタイムで把握できるようになる。
他に、生産管理の標準指標「ISO22400」や東芝グループのものづくり活動の中で定義された「東芝 全社生産KPI」などを参考にしたダッシュボードテンプレートを提供する。同テンプレートをカスタマイズすることで、自社に適したダッシュボードを作成できる。テンプレートには、複数工場の生産状況を把握するダッシュボードや品質改善のためのダッシュボードなどが含まれ、これを構成するグラフや表とデータ項目、計算式がセットになったグラフ部品を可視化コンポーネントとして提供する。
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