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低照度の画質を向上、組み込みHDR技術搭載のCMOSイメージセンサーを発表:組み込み開発ニュース
オンセミは、ローリングシャッターと組み込み型HDR技術を搭載したCMOSイメージセンサー「AR0821CS」を発表した。画像処理を最小限に抑え、高速、低消費電力、高コスト効率のカメラシステムを構築できる。
オンセミ(onsemi)は2021年10月5日(現地時間)、ローリングシャッターと組み込み型ハイダイナミックレンジ(eHDR)技術を搭載したCMOSイメージセンサー「AR0821CS」を発表した。画像処理を最小限に抑え、高速、低消費電力、高コスト効率のカメラシステムを構築できる。
センサーサイズは1.7分の1インチ(約1.5cm)で、解像度は8.3Mピクセル、4K動画の転送速度は60fps。eHDR技術により、ダイナミックレンジは140dBを超え、独自の2.1μm DR-Pix裏面照射(BSI)技術により、明るい日中や低照度の環境下でも詳細な画像を提供する。また、サブサンプリングモードも複数備え、データ転送量を最適化できる。
同社のコプロセッサ「AP1302」をはじめ、パートナー企業が提供するISPやSoCにも対応する。ソフトウェア「DevSuite」による総合プラットフォームとカスタムファームウェアを利用して、開発期間の短縮と迅速な市場投入に貢献する。
主な用途として、スキャナーやリーダー、マシンビジョンカメラ、ハイエンドドローン、ダッシュボードカメラ、スマートビルディングの監視、セキュリティシステムなどを見込む。既に、最新の小型マシンビジョン技術で幅広い画像処理アプリケーションを可能にする、Baslerのエリアスキャンカメラモジュール「dart」ファミリーに採用されている。
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